階の数え方

例えば、目当てのお店が初めて行くショッピングモールの 「2階」にあるらしい、ということを知った場合。

エスカレーターが故障しているとしたら、階段で行きますか?エレベーターを待ちますか?

 

 

アメリカ英語では日本の1階、2階…と同じように1st floor、2nd floor…と数えるのに対し、

イギリス英語では日本でいう1階をGround Floorと呼び, その上から1st floor, 2nd floor …と1階分数え方が異なります。 

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では他の国、例えばどちらかと言えばイギリス方式寄り?と思われるマレーシアやタイなんかではどうかというと、

 

ホテルや集合住宅はイギリス式だったり、日本と同じように1階、2階…となっていたり、Ground floorから始まるけどその上が2階になっていたりとまちまちな印象。

しかしこれがショッピングモールになるとなぜか「数字を出し惜しみするのがCool」みたいな数え方になります。

 

よくあるのは、Ground floorの上にさらにMezzanine(中二階)というのを設けて、その上を1st floorとするパターン。

Mezzanineと言ってもバルコニーだけだったりフロアが狭かったりするわけではなく、他の階とほとんど同じレイアウトになっているのが普通です。

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さらに、エレベーターのボタンがこんな感じになっているモールもありました。

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(実際には地下も地上ももっといっぱいあった気がする)

 

下階から

Basement, Lower Ground, Upper Ground, Mezzanine, 1st, 2nd です。

 

G階が分かれているのは、このモールが坂に建っていてground levelにあるといえそうな階が2フロアあるから。

 

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LGから入店した場合、日本式の数え方とは3階分も違うことになります。

 

 

というわけで、店内の階数表示もエレベーターのボタンも見ないで「ひとつ上がるだけだしな」と階段(※止まっているエスカレーター)を選んだ私は予想外の汗をかくことになったのでした。